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にこにこトマトのホームページへようこそ!

 

にこにこトマトは京大病院小児科に入院している子どもたちに

「楽しく豊かな時間」をプレゼントしているボランティアグループです。

【にこにこトマトの歴史】
 
「にこにこトマト」は、京大病院小児科に入院中の子どもたちと付添のご家族のために「楽しく豊かな時間」を届けているボランティアグループです。

 

1995年から活動を開始、本年2015年2月25日に20周年を迎え、二十歳になりました。メンバーは子どもの入院経験のある人も一部に含む約80人で、担当を交代しながら小児科病棟内のプレイルームで平日のほぼ毎日にバラエティーに富んだ活動を行っています。

 

さて、一般に私たちは、子どもは元気なものとどこかで信じていて、病気で入院している子どもがいることは実感しにくいものです。けれど、痛い・苦しい・辛い治療がある病院には子どもたちが確かに入院し、付添のご家族とともに元気を取り戻すために一生懸命がんばっています。

 

私がそのことを知ったのは、はからずも1992年にわが子が9か月間京大病院小児科に入院したことがきっかけでした。

 

昨日まで毎日通っていた学校、おけいこ、公園、友だちの家…。病気はすっかりわが子の環境を変えてしまいました。親として、入院は仕方ないとしても、そのために失うものが多すぎて最初は混乱しました。が、同時に、自分の身に降りかかってはじめて、社会の中に病気や障害を持つ子どもがいること、中には幼くしていのちの灯が消えゆく現実もあることに仰天し、自分の無知を恥ずかしく思いました。

 

少しずつ入院生活に慣れると、どんな人にも等しく時間が過ぎ、その中で子どもたちが育ち続けていることを実感しました。また、病状の重い子どもには、よりいっそう貴重な意味のある時間だということも知りました。

 

こうやって、この現状に気づいた仲間が徐々に集まり、病院という制約の中であっても子どもたちに「楽しく豊かな時間」を過ごしてほしい、との願いが、1995年の「にこにこトマト」の誕生につながっていきました。

 

「にこにこトマト」20周年記念実行委員会 神田美子(前代表)

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